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AIにはない「思考力」の身につけ方 ことばの学びはなぜ大切なのか?/今井

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ちくまQブックス


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AIにはない「思考力」の身につけ方 ことばの学びはなぜ大切なのか?/今井むつみ【3000円以上送料無料】



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著者今井むつみ(著)出版社筑摩書房発売日2024年11月ISBN9784480251558ページ数127Pキーワードえーあいにわないしこうりよくのみに エーアイニワナイシコウリヨクノミニ いまい むつみ イマイ ムツミ9784480251558内容紹介学校で急速に広がる生成AIの使用。なぜ“ChatGPTにおまかせ”ではダメなのか? カギは、人間がことばの学習で身につける「推論の力」が失われることにあった。すべての教育関係者・保護者必読の一冊。===「思考力」というと、なんだか難しいことのように感じられるかもしれない。しかし、私たちは今この瞬間に文章を読みながら、思考力を駆使している。そしてその時に頭の中で働いているのは、「推論の力」だ。この力は人間だけにあり、AIにはないものだ。その違いと謎を解き明かしていく。=== 例えば「探偵マンガ」を読んでいるとき、みなさんは、「黒幕は誰だれだろう?」「犯人はやはり……」と考えながらストーリーを追っているはずです。これも思考の働きのひとつです。 思考しながら、主人公と一緒に「問題を解決しよう(=犯人を見つけよう)」としているのです。 思考力というのはこのように、問題解決の力につながっていきます。問題解決の力をつけることができれば、社会がどんなに変わっても、未来がどうなるかわからなくても、なんとかその場で対応することができるようになるはずです。(……) では、思考力を使って問題解決ができる「名探偵」になるために、私たちは何を学べばいいのでしょうか。(……) 正解は、国語です。「なぜ国語?」 確かにそう思う気持ちもわかります。 数学や英語のほうがなんとなく、問題解決の役に立ちそうですよね。でも、私たちは何を学ぶにも「ことば」を使います。「ことばの力」がなくては、数学の問題もうまく解くことはできません。(……) 本書は「思考力」、つまり「名探偵になるための推論力」を、「ことば」と一緒に考える本です。みなさんが、今この瞬間にも使っている「思考力」ですが、なんだかぼんやりしていて、捉とらえにくいものであるというのも事実です。その「思考力」を「ことば」というフィールドで考えてみようという試みです。 乳幼児がことばを覚えるしくみについて研究をしていると、「ことばがわかること」が、必ずしも当たり前でないということに気づかされます。子どもはことばのしくみを自分で発見し、ことばの意味も自分で発見します。これはみなさんも、意識せずに成し遂とげてきたことです。 いったいどんなふうに、そんなすごいことをしてきたのか。 まずは、みなさんが子ども時代に成し遂げた「母語の習得という偉業」を、思い出すことから始めてみましょう。(「はじめに」より)※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次第1章 あなたはことばを、どう覚えてきたのか(ことばが指し示す範囲を探す—「ウサギ」ということばの意味は?/モノの特徴に注目する—レモンも葉っぱも「おつきさま」 ほか)/第2章 問題解決に必要な「推論の力」(「思考力」っていったい何?/推論1 相互排他の推論 ほか)/第3章 学校で必要になる「ことばの力」(抽象的なことばが出てくる「9歳の壁」/ことばでつまずくケース ほか)/第4章 AI時代の「考える力」(東大入試の結果は?生成AIの思考力とは/分数ができないChatGPT ほか)

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